CONCEPT 

一粒万倍

昔から栽培・食用・生活・産業―と地域の循環を担ってきた油。

 

油に限らず、地域で間暇をかけ育まれた食材が、本来私たちの身体を作るものだった。

おいしくて安全なものを口にし続けるために、私たちにできることは何だろう。

 

土地と清流の恵み豊かな岐阜県は、滋味あふれる食材の宝庫。

農法にこだわり、環境にも人にもやさしい農作物づくりにはげむ若手農家。

丹精込められた素材に、伝承の技を施す職人たち。

各地で人口減少に歯止めをかけようと、地域活性に頑張る若者たち。


油を軸に、これらをつないで体験してみよう。

食と環境、子どもたちの未来について、見渡してみよう。

 

とりわけ菜種は、15世紀から、地域の循環に一役買ってきたという。

 

現代ふたたび、菜種に立ちかえってみよう。

人と大地と食べ物をつなぐ原点がみえるかもしれない。

 

小さな菜種が実を結び、人々の生活を潤す油の一滴となるように

私たちの小さな点が、やがて大きな広がりとなりますように。